スポーツ中心から自然中心への転換

秋葉の森総合公園

カテゴリー:地域活性化・コミュニティ 生物多様性 緑の保全・創出

秋葉の森総合公園 写真

施設概要

所在地 埼玉県さいたま市
開設 平成16年5月
面積 7.5ha(全体計画面積20ha)
公園種別 総合公園
設置・管理者 さいたま市

 自然とスポーツを両立させた「ネイチャースポーツパーク」がテーマの、市内でも有数の公園です。豊かな自然が一体となって残されています。多目的広場では、少年野球、少年サッカー、ソフトボール、グラウンドゴルフなどが楽しめます。サッカー場は、大宮アルディージャの練習場のひとつで、本格的な芝生グラウンドでハードなプレイにも対応できます。平成21年4月1日には自然保護ゾーンが一部公開になり、歩道や木道が整備されて西区に昔から広がる自然の風景を満喫できます。

詳細

1.取り組み内容

  昭和60年代からスポーツ広場として計画され、大宮アルディージャの練習及び大会などのサッカー場を整備、平成になってから市内でも数少ない谷戸と豊かな自然環境が残っていたため、自然公園として方向転換を行いました。
公園では、自然観察や散策に訪れる人が多い公園です。クヌギ、ハンノキなどの雑木を数百本、市において植栽を行いました。

  埼玉県生態系保護協会大宮支部において、貴重な自然を守るため、開設済みである自然保護ゾーンの下草刈りや竹林の間引きなどの年間植生管理、湿地部の保護活動を行っています。また、大宮支部では市民への自然観察会や自然学習会など啓発活動を定期的に行っています。

2.成果・効果

  植生管理を行ったことにより、貴重な野草の生育が発見され保護することができました。 また、池、水辺空間の再生により、カワセミの個体数が増えました。

3.課題・今後の展開 等

  来園者が増えたため、貴重な植物を保護育成することが必要とされています。また、外来動植物の駆除や、今後、整備箇所については依然湿地帯でありましたが長年の葦等の堆積により乾燥化が進んできたため、湿地ゾーンを再現するための整備方法が必要と考えております。

さいたま市 都市局 都市計画部 都市公園課

 

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